気付けば4月です。
ブログ放置し過ぎです。

しまなみ海道ツーリングの後はほとんどバイクに乗れておらず書くこともなかったのですが、3月17日にHMS浜名湖のオフロードコースに参加してきましたので、そのことを記事にしたいと思います。
今回は写真がほとんどなく文章ばっかりの記事なので、お付き合いいただける方だけお願いします。

セロー250を買って半年以上が過ぎ、ツーリングには出掛けていますがオフロードを全く走っていません。
個人的に林道に行きたい気持ちはあるのですが、一緒に走ってくれる人も見つけていないし、それ以前にガチ素人がいきなり林道に行って大丈夫なのかと思いましたので、オフロード走行を体験すべくHMSのオフロードコースに参加してみようと思ったのです。

HMSは昨年鈴鹿で参加しましたが、オフロードなら浜名湖が有名らしいので、大阪からちょっと遠いですが浜名湖のオフロードスクールを受けてみることにしました。

浜名湖までの移動手段は、車で行くことも考えましたが距離が長くなるので今回は新幹線で行くことにしました。費用的には新幹線の方が少し高くなりそうですが、移動が楽なのが大きいと思いました。
結果的にこの選択は正解になりました。
浜松駅から送迎してもらえるので、電車での参加も問題ありません。

3月17日、朝6時過ぎの新幹線の間に合わせるべく、早めに出発しました。
自由席でしたが、空いていたので全く問題なく席に座ることができました。
そのまま浜松まで一直線。
8時前には到着しました。

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浜松駅周辺は、結構賑わっているようです。
到着後、スタバで時間を潰してから送迎場所に行き、HMS浜名湖の開催場所である交通教育センターレインボー浜名湖まで送ってもらいました。

受付で手続きを済ませ、ロッカールームで着替えてからオリエンテーションが行われる部屋に入りました。オリエンテーションは、鈴鹿と違って非常に簡潔でした。
浜名湖は常連さんが多いようで、僕以外の人は結構顔見知り同士が多い感じでした。
その後プロテクターやブーツなどの装備品をレンタルし、準備運動を済ませてバイクのところに行きました。
乗車する前に軽く自己紹介となりましたが、僕以外の方はやっぱり東海地方在住の方ばかりでしたのでアウェー感がハンパなかったです。とりあえず、「ガチ初心者です!」と言っておきました。

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バイクはこれです。
CRF125Lだそうです。CRF100は、キックスターターしかついていないのでオフ走行で疲れてきたらエンジンをかけられなくなるかもということなので、セル付きのCRF125Lになったそうです。

バイクに跨りエンジンを始動させた後、まず軽く外周を走行しました。
オフロードバイクは舗装路でのグリップが弱めなので、急にバンクさせたりしないでねとのことでした。
その後パイロンが並んでいるところに移動し、リーンアウトのフォームを教わりました。
上体を外側に持っていき、体はあまり傾けずバイクのバンク角を付けるフォームですね。
シートの角に座るイメージで曲がるということと、頭の位置をアウト側のミラーの延長線上に持ってくるように言われました。ちょうど、ライダーとバイクがY字のような形になる感じです。
言われたことは分かるのですが、全然そのように動けませんでした。

次に曲がるときにイン側の足を出して曲がる方法を教わりました。
モトクロスやモタードレースでやってるあれですね。
ポイントとしては真横に足を出すのではなく、前輪の横に出すような感じでとのことでした。
このやり方だと、万が一コーナリングでスリップしてもリカバリしやすいのだとか。

この2点を教わった後、パイロンが並べられたコースをリーンアウト、イン側の足を出しながら曲がるということで走行しましたが、僕は全然うまくいきませんでした。
バイクに慣れていないは言い訳なんですが、シフト操作、ブレーキが乱雑すぎてダメでした。
ここまで舗装された場所でした。

この後ようやく土の上に移動し、真っすぐに並べられたパイロンをスラローム走行するような感じで走り始めたのですが、前日に雨が降っていたためぬかるみゾーンが発生しており、僕はぬかるみゾーンに吸い込まれてボテッとコケました。
今回のスクールで初めての、記念すべき転倒者第1号となりました。
倒れたバイクを起こした時、舗装路で引き起こすような感覚でスタンドを出して起こしてしまったため、右に倒れたバイクを起こした時にスタンドで支えきれず、今度は左に倒れてしまいました。
ダートでのバイク引き起こしは、十分に注意しなければならないことが分かりました。

今度はブレーキの練習になりました。
フロントブレーキを使わず、リアブレーキだけで止まるようにするのと、故意にリアをロックさせて滑る感覚をつかむということでした。
リアロックはできたのですが、その後のリアをロックさせて車体を軽くバンクさせ、パイロンを回る(いわゆるブレーキターンってやつですかね)のが全然できませんでした。

続いて土の上の場所でパイロンが並べられた場所を走るのをやりましたが、とりあえず滑るのとふらつくので全然コーナリングができていませんでした。
イントラさんによると、体が後ろに逃げていて、頭が外側のミラーの延長線上に来ていないなど、正しくリーンアウトのフォームが作れていないとのことでした。内足も出してみたけど、とりあえず出してるだけって感じでしたね。

そんなこんなでボコボコにされて、午前の部は終了しました。
お昼ご飯はお弁当が出てくるのですが、鈴鹿は自前で用意しなきゃいけなかったのでこういうところはいいかなって感じです。

ちなみにこの日、オンロードコースの人とオフロードバランスの人がいましたが、みんなガチな感じでヤバかったです。僕みたいなドシロートは居場所がありません。

午後からはまず、8の字の練習をやることになりました。
任意のパイロンを選んで8の字旋回を練習するというものです。
まともに8の字やるなんて教習所以来だし、しかも土の上です。
やってみたらやっぱり全然うまく回れないわけですが、でもなんかだんだん面白くなってきました。
転びそうになって足をついて立て直したりとかしたわけですが、なんかこういう無心に走るのが楽しく感じました。

8の字をやった後、また移動して今度は高低差があるところの走り方を教わりました。
アップダウンが続くところを走る時、上る時は体を前に持っていき、下る時は腰を引く感じで乗ることと、上りきりそうなところで不用意にアクセルを開かないことなどを言われました。
下ったところにバンクの付いたコーナーがあったのですが、こういうところは惰力で曲がるように、とのことでした。
上り下りの練習は、タイミングが合わなかったりアクセルが雑だったりいろいろダメでした。

最後に仕上げとして、今まで教わった技術を利用しながらコースを走って下さいということになりましたが、そもそも技術が身についていないのでうまく走れなかったです。
もう意地で走りましたが、ぬかるみにタイヤをとられるとか、きついコーナーでコースアウトしてしまったりだとか、ダメダメでもうとにかく走るだけって感じでした。

そんな感じでオフロードスクールは終わり、最後にお世話になったバイクを洗車して、着替えを済ませ帰路につきました。浜名湖は、鈴鹿と違って最後にまとめみたいなのはないようです。

浜松駅まで送迎してもらい、そこから新幹線で大阪に帰りましたが、とにかく疲れました。
車だとまともに運転できなかっただろうなって感じです。
翌日どころか、当日から筋肉痛でしたし、もちろん翌日も筋肉痛でつらかったです。

今回、オフロード走行を体験したこと自体は良かったと思いました。
ただ、オフ走行というのは自分が思っていた以上に難しいものだなというのが正直な印象です。
しかし、せっかくセロー250を買ったので林道に行きたいという気持ちは強くあります。
オフがどんなものかを知るという意味では、今回の経験は良いことだったと思いますので、今度は自分のセロー250でオフを走れるようにしていきたいと思います。